短頭種

SNUB NOSE DOGS

ブルドッグが遊んでいたおもちゃや道に落ちていた物を食べてしまったら?

ブルドッグは噛んで遊ぶのが好きな子が多いです。

そのためか、しばしばご飯でないものを飲み込んでしまい

問題を起こしてしまうことがあります。


いわゆる‘誤食’です。


誤食は必ずしも問題を起こすわけではありません。

嘔吐した時に出てきたり、何事もなく消化管を通過し

便とともに排泄されることもあります。

しかし、以下の状態になった場合は

身体にとって問題を起こしてしまいます。


1胃内でとどまり続け、胃粘膜を刺激する。

異物はものによっては胃内にひたすらとどまり続けます。

形状によっては胃粘膜をチクチク刺激し続けます。

(噛んで遊んだおもちゃなどは形状がチクチクになっていることが多いです)


2閉塞、穿孔

消化管のどこかでひっかかってしまうと食べ物の通過障害が起こります。

完全閉塞時には特に激しく吐き戻します。不完全閉塞は判断に迷うこともあります。

鋭利な異物は刺さって穿孔する危険があります。

完全閉塞や消化管穿孔は特に大変な状態です。


3中毒

含まれる成分や塗料などが有害な場合におきます。

電池が含まれるもの(ワイヤレスイヤホンなど)は要注意です。

盗み食いや拾い食いで有害な食品を食べてしまうことにも注意が

必要です。


誤食のやっかいなところは食べた現場を見ていないと

診断がとても難しくなることです。

そして食べてしまったとして

問題を起こすかどうか正確に判断するのが

難しいことです。


飼い主の方のお話しや検査により

食べたことがほぼ確定できる場合の対応は、

・吐かせる

・内視鏡で取り除く

・開腹手術で取り除く

・あえて経過観察する

といったものになります。

飲み込んでしまったであろうものの

種類、大きさ、形状、食べた時期、中毒の危険性で

対応を判断します。


食べてしまったかわからない場合で尚且つ

通常のレントゲン検査や腹部超音波検査で

判断できない場合は、

バリウムを使ってレントゲン撮影をしたり

試験的に内視鏡検査を実施することもあります。


イングリッシュブルドッグの場合、

身体が大きいので食べたものの形状や大きさによっては

自然に流れる可能性が高いことも多いです。

ただし、問題を起こすとリスクの高い状態での

全身麻酔を強いられることもあります。

中毒の場合は臓器に重大なダメージを受けることもあります。


誤食はある程度は飼い主さんの注意で予防できます。

ただし動物相手に絶対がないのも事実です。

実際の誤食例で飼い主の方が誤食を認知していなことも

少なくないです。


何か食べてしまったときは

直ちに動物病院にご相談ください。

また、何かを食べてしまった認識がなくとも

やたら繰り返す嘔吐などは様子を見ずに

動物病院に相談しましょう。



誤食したプラスチック片


 誤食した金具