CAT
猫の涙目
~目の下がいつも涙で濡れていませんか?~


目の下が常に濡れていることはありませんか?
本来、目の表面を保護するための
涙の循環が上手くいかず、
目からこぼれ落ちてしまうために
目の下の部分が常に湿った状態になるので
毛が変色してしまったり、
感染を起こして皮膚病を引き起こしてし
痒みがでる子もいます。
目の下の毛の色が変色するので、
涙やけなどと言われることもあります。
◆原因について
①鼻涙管の閉塞

鼻涙管とは、
目と鼻をつないでいる管のことです。
私たち人間も泣いた時は
涙と一緒に鼻水が出ますよね?
それは、この鼻涙管から涙が
鼻へ排泄されているからです。
この鼻涙管が何らかの原因で
詰まってしまっていると
目から涙があふれ出てしまい
目の下が常に涙でぬれてしまう
原因の一つになります。
鼻涙管の閉塞は、
生まれつきの先天的なものと
何らかしらの原因で起きてしまった
後天的なものがあります。
猫の場合は
小さいころに猫の上部気道・結膜感染症(いわゆる猫風邪)で
重度の結膜炎から結膜の癒着が起き、
鼻涙管が閉塞してしまうことがあります。
②涙が貯留するスペースが少ない
通常涙は目と瞼の間に貯留されています。
眼が出ているような品種では
この貯留スペースが小さくなってしまいます。
この手の品種は被毛が目にあたりやすいことで
涙の分泌量が増えていることもあり
余計にこぼれやすくなっています。
エキゾチック、ペルシャ、ヒマラヤンに多いです。
③涙の分泌量が増えている
結膜炎や角膜疾患、被毛の接触による
物理的な刺激などで涙の分泌量が増えると
涙がこぼれやすくなります。
◆治療について
原因に対しアプローチが必要です。
顔の皮膚病、涙やけ、流涙症でお困りの際は
ご相談ください。