DOG

停留睾丸(陰睾)

停留睾丸(陰睾)とは、
ある程度成長した男の子の精巣が
陰嚢(袋の部分)にないことを意味します。

精巣は胎児期にお腹の中で作られ、
犬の場合生後30日くらいで
陰嚢まで下降するといわれています。

生後半年くらいまでは精巣は陰嚢と
お腹の中を行き来することもあります。

停留睾丸はそのままにしておくと、
中年齢以降で精巣の腫瘍を
引き起こす可能性が高くなります。

精巣が確認できない場合は、
一度当院にご相談下さい。


遺伝的な要因で
起こると言われているので
停留睾丸の男の子を
繁殖犬にするのは推奨されません。

↑鼠径部皮下で見られた停留精巣