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子宮蓄膿症
ー未避妊の子に起こる子宮の問題ー


未避妊の中~高齢の女の子に
起こる子宮の病気として、
子宮蓄膿症という病気があります。
一般的に発情後数ヶ月で発症し、
症状があらわれたときには
ある程度病気が進行した状態で
あることが多いです。
◆原因
子宮に細菌が感染し
膿が溜まることにより起こります。
性周期上発情後2カ月ほど
子宮内の免疫機能が抑制され
感染が起こりやすくなります。

◆症状
・発情後、時間がたっているのに陰部が腫れている。
・陰部から膿状のものがでている。
・元気・食欲がない。
・お腹が膨れてきた。
・お水を飲む量が増え、おしっこの量が増えた。
・熱がある。
・吐く、または吐き気があり気持ち悪そう。
◆診断
血液検査、レントゲン検査、
超音波検査を組み合わせて診断します。
◆治療
基本的には、
外科手術により子宮と卵巣を摘出します。
全身状態が悪い場合は、点滴や抗生剤で治療した後、
外科手術を行う場合もあります。
膿の排泄を促す内科的治療法もありますが、
再発が多く状態によっては
危険なため外科治療をおすすめします。
