DOG

膵外分泌不全

膵外分泌不全とは、
膵臓から分泌される消化酵素が
何らかの理由により小腸へ放出されず
食べた物、特に脂肪の分解が
できなくなる病気です。


◆症状 ※ %は膵外分泌不全の子での発症率
泥状の白っぽい便(脂肪便:51%)を、
普段と変わらないもしくか、
少し増えた回数(40%)します。

元気はあり食欲はあるのに痩せていく、
長期間下痢や軟便(33%)が
続いているなどの症状を示します。

その他トイレ以外での排便、お腹が張る(91%)、
お腹が鳴る(90%)こともあります。

まれに自分のウンチを食べてしまう子もいます。
しかし全ての症状が必ず起こるわけではなく、
個体差があります。

また、便の臭いも強いのが特徴です。


◆年齢と犬種
発症年齢は2~3歳がピークで、
5歳以下とされています。
(犬種による差もあります)

しかし膵臓に障害を起こす病気である
慢性膵炎や糖尿病・免疫の病気が起こると
高齢でも発症することがあります。

 膵外分泌不全を起こしやすい犬種は、
チャウチャウ、キャバリア、シェパード、
コーギー、コッカースパニエル、 ウエスティ
などに特に多いとされていますが、
どの犬種でも起こる可能性があります。


◆原因
膵臓に障害を与える病気(膵炎・糖尿病など)や
膵臓の細胞が小さくなってしまうのが最も多い原因です。
また稀ではありますが、
先天的に膵臓の機能が低下していたり、
腫瘍やその他の原因で
消化酵素の通り道が塞がっている場合もあります。


◆診断
ウンチの形状や、色・匂い、検便、
全身状態を診たうえで血液検査を行います。


◆治療
消化酵素が出なく
消化不良による下痢が起こる病気なので、
消化酵素をご飯と一緒に食べさせます。

基本的にはお薬は生涯飲むこととなりますが、
お薬でコントロール出来ていれば
平均的な寿命をおくれるといわれています。
 
約23%でお薬である消化酵素に
反応が悪い子たちがいます。

その場合は抗生剤や
胃酸の分泌を抑えるお薬を
併用する場合があります。