DOG
歯科矯正(2)
-症例紹介-
シェットランドシープドッグ 6か月齢 男の子
この症例では上顎の犬歯が前方に向かって生えています。
これはランスティースとよばれこのまま伸びてしまうと口唇を傷つけたり刺さったりしてしまいます。
しかしこの犬では下顎の犬歯が上顎の犬歯に当たってしまっていたため、
上顎の犬歯はうまく伸びてくることすらできていませんでした。
まずは残ってしまっていた左上顎の乳犬歯を抜歯しました。
左側は下顎の犬歯が邪魔をしてほとんど歯が伸びていないので
そのままでは矯正器具をつけることができませんでした。
この場合は少し歯肉を切って矯正器具をつけるスペースを作りました。
歯の動きに合わせて少しずつチェーンの位置をずらしていき
いい位置まで動いたらしばらくその位置で固定し、
その後すべての矯正器具を取り除き歯をきれいにして処置終了です。