DOG

選択的抜歯

歯をよく見て下さい。

一個一個で大きさ・形も違い、口の中での役割も違います。

そのため、生活をする上で重要な歯もあれば

極端な話、ついているだけの歯もあります。


そんな二つの歯が口の中では隣り合っているのです。 


そしてついているだけの歯が悪くなった場合
ある程度の時間・条件が重なると必ず隣にある重要な歯まで
問題が出てきます。


◆ 症例1

下顎の第2後臼歯に多量の歯石が付着したことで歯周病が重度に進行し、
その影響を隣の第1後臼歯が受けていることを示しているレントゲンです。

◆ 症例2

小型犬は、下顎の第3切歯と犬歯の間が狭い事が多いため、この部分の歯を支えている骨の量が少なく
さらに口の細菌から歯を支えている骨をを守っている歯肉も
必然的に少なくなる事により問題が起きやすいのです。


これら問題に対応するためには状況によって 
選択的抜歯を行うべきです。